2011年 05月 01日
音楽から抽象絵画への誘い |
この作品は声楽家の丹羽勝海さん(現在日本大学芸術学部教授)の作品です。
1988年、京橋にあった京二画廊でこの作品に出会い、作者がどんな人であるか知らずに購入しました。 後で音楽家の作品で、初めて描いた作品であると伺いました。
すごく豊な感性が光輝いていました。答えがない世界で、この作品をみつめていると自分探しの旅に出かけてしまいます。
澄みきった音の波動が水彩画のにじみの中から流れてきます。
のちに京二画廊の展覧会で丹羽さんは私の小作品を購入してくれました。
それも私がこの作品を購入者とは知らずにということで画廊主が驚いていました。
作る者と観る者はひとつの糸で繋がっているのでしょうか。
作品は自分と共に成長し、また以前とは違った心象風景に出会わせてくれます。
それでもまだ答えはありませんが、想像の世界はとても楽しく心躍ります。
by y-sakaoo
| 2011-05-01 16:12
| アート