2011年 05月 29日
小さいが大きな空間のオブジェ |
この陶のオブジェは伊賀焼の陶芸家で彫刻家の大平和正さんの作品です。
大平さんは野外彫刻の分野においても、精力的に活躍している作家です。
以前、銀座のギャラリー403で器と彫刻オブジェの 個展を開催していたときに購入しました。
小さいながら、作者の背景にある大きな空気を包み込むスケールの大きさを感じてしまい、その奥にある風景の世界へ旅に出たくなりました。すなわち自分探しの旅でもあります。
火の力を借りて強固に締まったオブジェは、作者の経験の先にある火から出会う未知への期待感でいっぱいであるに違いないでしょう。
器にしても大胆で、土が持っている躍動感あるエネルギーが会場においても発散していました。
小さくても大きな空間をもつ彫刻の力は私の課題です。
この展覧会から触発された私はギャラリー403で個展を開催したくなり『起源回帰』と題して
2008年にギャラリ403一回目の個展を開催しました。
2011年はギャラリ403二回目の個展『起源回帰2011 小松石のカタチ』を7月7日〜16日
まで開催します。 ご高覧よろしくお願いします。
by y-sakaoo
| 2011-05-29 17:02
| アート