2011年 11月 13日
秋岡芳夫展「モノへの思想と関係のデザイン」 |
秋岡芳夫(1920〜1997)は童画家、工業デザイナー、生活デザイナー、木工家、プロデューサー、道具の収集家など多彩な顔を持ち、伝統と現代を融合させ、ユニークでユーモアのある思想と方法論は多くの人に影響を与えてきました。
生前、秋岡先生が共立女子大学生活美術学科教授(1982〜1991)をされていました。
その時代、私は同大学の助手(1985〜1991)をしていました関係で、2回ほど先生のご自宅へおじゃまする機会がありました。
そのときは古伊万里の蕎麦猪口でお酒を飲みながら、道具コレクション(大工道具、和鋏、カメラ、江戸時代の弁当箱など)を拝見し、いろいろなお話を伺い、感激したことを覚えています。
大学では木工(器、小刀の鞘など)を制作指導し、木の種類ならび素材に関してユニークな提案をしていました。 また、いろいろなカタチの竹とんぼを、時間があれば作っていましたので、先生の胸のホケットには、竹とんぼの羽が顔を出していました。
その先生の壮大な想像力は、すべてにおいて素晴らしいものでした。
秋岡先生との出会いは私にとって価値のある時間でした。 とても感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の展覧会を観て、思想と時代を創った才能に、改めて感動してしまいました。
これもデザインしたのかと思いますよ。
12月25日まで 凄いですよ。 必見です。
目黒区美術館 東京都目黒区目黒2−4−36 TEL03-3714-1201
http://www.mmat.jp
by y-sakaoo
| 2011-11-13 19:23
| アート