2012年 06月 16日
石彫家、中井延也の作品 |
多摩美術大学時代の恩師、石彫家中井延也先生の1976年、
八王子シンポジウムに参加したときの作品です。
この作品は、八王子市のJR高尾駅南口のロータリーにあり、
ノミ仕上げで、とても力強いエネルギーを感じる、作品です。
石に向かい、魂を刻み込む先生の姿が、今でも心に深く残っています。
先生が亡くなられる1年ぐらい前でしたか。
『私はこの作品、キリッとしていて力強くて好きです』と先生に言うと、『俺も好きな作品だ。』と言われたことを思い出します。
私はこの作品から彫刻家として、背筋の通った強い姿勢を感じてしまいます。
そして、私の仕事場が八王子なので、エネルギーを求め、時々この作品を観に行きます。
石の詩(愛) 白御影石 H250cm
by y-sakaoo
| 2012-06-16 00:04
| アート